pianque's blog "blackstar"

北関東の某市で暮らすpianqueが日々感じたことをつづります。表題とかけ離れた記事が増えてきたのでタイトルを変えました。

韓医学の問診の取り方

youtu.be

ツイッターで以前にも出した動画ですが、ツイッターだと140字以内の字数制限があり内容にまで触れられないため、ツイートを削除してブログ記事にしてみました。

ユーチューブには韓医学の動画がたくさんあり、ほとんどは一般向けの内容ですが、問診をどうとっているのか、どういう解釈で考えているのかは、結構参考になります。中医学と似ている所も違う所もありますね。

1例目の人のダイジェストをかなりはしょって書いてみるとこんな感じです。(青字:患者さん 赤字:医師)

 

寒い所に行くと足がすごく冷えてかじかむようにとても痛い。

手も冷たくなる。

頭が重い。

消化が悪い。

検診で逆流性食道炎と言われた。

(脈をみて)脈は緊(弦かも)。気が上に押し上げられやすいので逆流性食道炎も起こしやすいと思われる。胃の調子はあまりよくなさそう。本人は甘いものが嫌いと言っている。

(脈を診て)首のあたりに気がつまっている感じがする。のどに何かがつまっているような感じはしないか?(あります)

(食事はどのようなものをとっているのかと聞く)ほとんど菜食です。

(めまいや目の前が真っ暗になる感じが時々あるのではないかと聞く)時々あります。

3年ほど前に、鬱火病に悩んだことがありました。

(脈を診ながら)胸やのどに気が詰まりやすく、気逆(に相当する韓医学の概念)を起こしやすいと思われる。

また、寒気が腰の下方に集まる体質のため、食欲があったとしても下部の冷えのため気逆となり、消化がうまくいっていない。

また、若いころに子宮の手術をしているが、子宮をとると腰が弱くなる(これはおそらく中医学でいう腎虚のことだが、患者さんには本当の腰が悪くなると誤解されているかもしれない)。この腰の弱りのために足が痛くなるものと思われる。

大便は1日1回ですが、腸にガスがたまりやすく軟便気味です。

脈診では、体の下の方を表す脈があまりよくないため、腸の不調もそれで説明できる。

さっき腰が悪いと言ったが、あなたの場合体調が悪いと腰が痛くなるはずである。脊柱のゆがみなどでいつも痛いというわけではなく、他の症状が悪いと腰が痛くなる。

椎間板ヘルニアとかではないですか?

脊椎はすべてつながっているので、もちろんそれは影響する。

しかしあなたの場合は体質を整えればいいので手術は必要ない。

体質的に下虚であり、身体の下部に風寒の邪を受けやすいため、ちょっとした寒さでもすごく寒く感じるかもしれない。また腰や足に症状も出やすい。

また、心配ごとがあるとそれが解決するまで頭の中から離れないということはないか?(ええ、あります)。こういう体質の人はそういう敏感な傾向があるし、気が滞りやすい。普段胃腸の調子がよくても心配事があると調子が悪くなったりする。

舌にも白苔がついており、前述の説明と合致する。

まずは風寒の治療をして、それから体質に対する治療をすれば体調はよくなるであろう。

 

日本漢方のみなさん、中医学をやっている皆さん、どうでしょう?

多分それぞれ見方が違うのではないかと思いますが、上実下虚というのはおそらく共通しているはずで、そこから色々見解が分かれそうですね。中医学に絞ってみたとても、脾腎陽虚ととらえるか、脾虚肝乗なのか、肝鬱瘀血なのか、痰湿があるか、風寒が下部を損傷するとはどういうことか、気逆の原因の説明はそれでいいのか…など、普段自分が問診していることは、自分の頭で理解できる範囲のことしかしていないことがこういうのを見るとよく分かります。

とりあえず1例のみ出してみましたが、もしかしてまたいずれ出すかもしれません。