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pianque's blog "blackstar"

北関東の某市で暮らすpianqueが日々感じたことをつづります。表題とかけ離れた記事が増えてきたのでタイトルを変えました。

小林よしのり「新戦争論」

雑記

本日ブログの記事を書く時間の余裕が結構あるというのは、事情で某所にいるからなのですが、詳細を書くと色々支障があり書けません。

こことは全く関係ないのですが昨日宇都宮病院事件の経緯を改めて読んで、全部本当だったらすごい事件だと思いました。ただし元院長は「患者が精神疾患のためあることないことを中傷している」と書いているようで、真相はどうだったのでしょうか。

 

pianqueはネット右翼ネット左翼も、実に無意味だと感じており(最近ネットで日章旗のついたアカウントなどを見ると「またネトウヨ…」と気分が暗くなるレベルで、日章旗がそうしたネガティブイメージの象徴になってしまっては韓国と変わらないのではないかと危惧)、もとから小林氏の言説にあまり異論がないため、この本も読むつもりはとくになかったのですが、周囲に小林氏が言うところの「親米ポチ保守」がいるというのは結構厄介な状況です。

この本を読ませてみたら?と言われたので買って読んでみました。

読んで分かったのですが、小林氏の言説というのは昔から実はあまりぶれていません。

変わったとすれば周囲が大きく変わったのであり、小林氏は筋を通していると思います。

ただし、著名人の顔は小林氏の個人的感情で変わるため、以前美人顔で登場していたはずの櫻井よし子が醜悪なバアさんに変化しているのは、ちょっと卑怯だとは思いますが、(まあ私もとからあのひと好きではないので結構笑えた)そういうぶれは結構ありそうです。

漫画ですが実に細かく調べて書かれていますし、戦後のブラジル移民同士の抗争の話などは教訓的な話でもあります。

小林氏のおっしゃるとおり、軍拡を主張する人に限って「自分が戦場で人を殺すこと」を想定していなかったりしますが、それは「親米ポチ保守」のうち少なくない割合で高齢者が存在することとも関係していると思います。

戦争体験者が後期高齢者となり、戦後世代が比較的元気に高齢化したことで、政治的に比較的アクティブで選挙にも行く高齢者の政治的意識が変化しつつあると考えます。

戦争でフィリピンに行った祖父は左翼にはならなかったものの、反天皇的であり、厳格で節約家で、今の高齢者たちと随分違う点が(政治思想以外にも色々)あります。

下の世代はどうかというと、実は高齢者の見解に実は結構影響されるのです。

(それをある意味変えてしまったものの一つが「戦争論」だったと思います。)

しかし、少子高齢化が進み、軍隊を増量させるにしても主力層がロートルになると戦術的に色々制限が出てくるはずです。

何しろ日本人の若者はいまや貴重な存在で、できるだけ失いたくないはずです。

コンピュータや軍備そのものに頼ることになるのかもしれませんが、そうなると40~50代以上ぐらいの人も参戦することを考えるということになります。

そうなると自分の見にふりかかる人が結構でてくるはずで、そういう覚悟はできているのか?と問うている漫画です。

ラストの竹内浩三の話は思わず涙するものですが、彼の詩の一片に「そうなると結果的にどうなるのか?」ということに対するひとつの真理があり、この詩の部分が竹内氏と小林氏のコラボ作品という体裁になっています。

この本の中で唯一、人身売買と慰安婦に関する見解は私とやや違うものですが、すべてを合わせる必要は別にないでしょう。本質的な差異でもないと思います。

しかし「新戦争論」は、主に若者から中年ぐらいまでの人が読むべき本であり、周囲との交流が少なく考えが偏りやすい高齢者が読んでも理解できないかもしれないとも思いました。

「戦争論」の時に漫画を読んだ高齢者はもう少し読解力があったかもしれませんが。